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俺はこうしてKINDLEペーパーバックと遊んでみた

俺はこうしてKINDLEペーパーバックと遊んでみた

更新日記某月某日

 俺が電子書籍ーーというか、KINDLE本を自主製作するに到った顛末は、どこかに書いてある。

 わたしはこうして「キンドル作家」デビューを果たした


 あれから、はや10年が過ぎ去ってしまった。
 同じことをやり続けてイイってもんじゃない。だが。
 そのうち、改革を試みようとしながら、名案は浮かばず、時間的な余裕もなしの状態を口実に、ずっと手をつけかねていたわけだ。
 たまたま空白の時間があいたのと、気分的にも「やる気」に傾いてきたようなので、思いきって、ペーパーバック版製作に取りかかることにしたのである。いや、思いきってなどと自己満足しつつ、現行の電子版をいくらか「手直し」していけば完成するだろうーーってな、甘い甘い見通しにひたっていた。

 あと10年もしたら、このような記録が、何かの足しになることもありそうな・なさそうな……。ってことで、本年度の四苦八苦についても、若干の記録をのこしておいたほうがいい、と殊勝な想いにとらわれたのである。


 第一日目で早くも、つまずく。
 保存アーカイヴにある Epub を WORD に変換すりゃいいんだろ、くらいに思っていた。
 これが、第一の錯誤。
 フリー変換ツールを4つほど試してみる。
 早い話が、全滅なのである。
 大容量は対応しませんと警告してくるヤツ、一部だけ変換してアトは有料版をお試しくださいというヤツ、無料の代わりに透かしマークを貼りつけてくるヤツ、DOCX じゃなく旧式の DOC に変換してしまうヤツ、全体はちゃんと出来ているが・字間とか段落の字下げとかがおかしく・変換した WORD ファイルそのものが「編集修正不能」状態にあるヤツ……。エト・セトラ。


 こりゃ駄目だ。
 むこう一ヶ月はかかりそうだな。
 そんなに「やる気まんまん」を持続できるものか。
 途中で、放りだしそうな予感が80パーセント。
 高価な有料変換ソフトなぞ買わないぞ。買ったからって、仕事意欲が倍増するなんて公算は、20パーセントもないし。馴れるのに手古摺ったりしたときのテクノ・ストレスは予測不可能だから。
 これで一日目は、絵に描いたような無益・無駄・老廃物な時間となって、跳んでいってしまった。

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